2021.5.24 更新
Putitgrain | ||||||||
学名 Citrus aurantium(キトルス アウランティウム) 科名 ミカン科 抽出法 水蒸気蒸留法 抽出部位 葉 産地 オーストラリア、パラグアイ、イタリア 主成分 酢酸リナリル、リナロール、α-テルピネオール、ゲラニオール |
香りの特徴
ほんのりオレンジを感じる葉っぱの香り
主な特性
メディカルアロマの中でも、とても優秀な精油の一つです。
あんまりメジャーではないかもしれないですけど、リラックス作用も高いですし、スキンケアにも使えるし、すごく便利なんですよ。
メーカーによってもけっこう香りが違うと思います。
葉っぱの青臭さを強く感じるか、オレンジのふんわりした感じが出ているかによって香りの違いがあるので、もしプチグレンが気に入ったら、色々なメーカーの物を試してみると面白いと思います。
プチグレンはビターオレンジの葉から採れますが、花からはネロリが、実からはビターオレンジの精油がそれぞれ採れます。
同じ木から3つの精油が採れるということですね。採れる場所(抽出部位)が違うと、成分が全く違ってきます。成分が違うということは効果効能が違うということ。
だから精油の抽出部位ってとても大事なんですよ。
プチグレンというと、私は手作り化粧水などスキンケアに使うことが多いです。
瘢痕(はんこん)形成作用や皮膚組織再生作用という働きがあり、ニキビ肌の方におすすめですよ。
私自身はニキビはありませんが、夏の肌がべたつく時期などは拭き取り化粧水や、収れん化粧水代わりに使ったりします。
柑橘系の精油は香りがいいけれど、光毒性があってスキンケアに使えないものも多いですね。
でもプチグレンだったら、ちょっとオレンジの香りがしつつも、スキンケアに役立つので重宝します。
肌がべたつく時に使える、さっぱり化粧水を作ってみましょう。
<材料>
<作り方>
精油は水に溶けないので、グリセリンに溶かしてから精製水を加えます。
洗顔後、まず普通に保湿をします。それから皮脂が気になるTゾーンなどを優しくパッティングしてみてください。
毛穴が引き締まって、過剰な皮脂を防いでくれるでしょう。
プチグレンの効果効能としてもう一つ注目したいのが「誘眠作用」です。
メディカルアロマの中には誘眠作用を持つ精油がいくつかありますが、プチグレンもその一つ。
誘眠作用とは単なるリラックス作用だけでなく、心身ともに深い鎮静効果があり、寝つきを良くしたり、ぐっすり深い眠りにつけるようにサポートしてくれる働きのこと。
疲れすぎていたり、ストレスがたまって色々考え事などをしてしまうとき、神経が高ぶっていて、身体は疲れているのに良く眠れない、ということはありませんか。
そんな時にプチグレンを使ってみて欲しいと思います。
ラベンダーのやさしい香りも、夜のリラックスタイムにはおすすめなのですが、フローラル系の香りが苦手、という人もいますね。
そんな時におすすめなのがマンダリンとのブレンドです。
マンダリンは自律神経のバランスを整え、誘眠作用もあるアロマです。
柑橘系の精油は香りはいいのですが、メディカルアロマとしてはそれほど作用が期待できないものが多い中で、マンダリンはとても役に立つ精油です。
プチグレンとマンダリンを1〜2滴ずつティッシュにたらして、枕元に置いてみてください。
オレンジのやさしい香りで、良い眠りにつけるでしょう。
自律神経の副交感神経を優位にして、心の緊張を和らげるとともに、気持ちを明るくする働きもある精油です。
嗅いで見ると分かりますが、葉っぱから抽出されているのでさわやかな香りがする反面、オレンジの柔らかさもあるので、ほんのりとした甘さも感じる香り。
リラックスとリフレッシュが同時に出来るアロマなのです。
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