*レモンの効果効能、使い方

2020.5.12 更新

オレンジと比べると、とてもフレッシュなレモンの香り。

 

気分を爽やかにしたい時に、使って欲しいアロマです。

 

夜ならスキンケアにも使えるので、ぜひ1本手元に置いて欲しい、使い勝手の良い精油ですよ。

 



 

        Lemon        

学名:Citrus limon

科名:ミカン科

抽出法:圧搾法

抽出部位:果皮

産地:アメリカ、イスラエル、

 フランス、スペイン、

 イタリア、ブラジル、

 ギニア、アフリカ

 

主成分:リモネン、シトラール、

 リナロール、シトロネラール、

 ピネン、カジネン

 

 

ノート/ブレンドファクター

 トップ / 4

 

香りの特徴

 おなじみのレモンのフレッシュな香り

 

主な特性

  • リフレッシュ作用(頭をはっきりとさせる、気分転換、理解力・集中力を高める精神疲労からくる頭痛や身体の不調を癒す)
  • 消毒殺菌作用(室内の空気の浄化、感染症の予防・治療)
  • 心理的なトラブルの解決(過食や吐き気)
  • 血液凝固予防作用(血行を改善し、血管を丈夫にする)
  • ビタミンP様作用(毛細血管の強化)

 

 

禁忌事項

 光毒性があるので、塗って4〜5時間は紫外線に当たらないこと!

 日中のトリートメントやスキンケアには向いていません。

 

1.レモンのプロフィール

 

アジア原産のレモンは、古代から衣類の香り付けや虫除けに使われてきました。

 

中世になってヨーロッパに伝えられましたが、当初、あまりその価値は認められませんでした。

レモンの薬効が認められるのは17世紀も後半になってから。

 

ネオ・ガレノス派の薬剤師、ニコラス・レメリーが1698年の著書の中で、浄血作用と駆風作用があると記しています。

 

イギリス海軍が航海中の壊血病に打ち勝つために大量に発注したことから、その名声が高まります。

 

現在では地中海沿岸全域で栽培されています。

 

なお、精油の生産高が最も多いのは、フロリダとカリフォルニアです。

 

レモンはミカン科なので、みかんの花と同じように、白っぽい花をつけます。

 

 

↑ これ、レモンの花です。

 

とってもいい香りがします。

 

2.レモンで空気をキレイにして風邪の予防に

 レモンの抗ウィルス作用は、風邪や流行性感冒に良く、痰や鼻水に有効です。

 

空気の殺菌にも効果を発揮するので、ルームスプレーなどを作ってシュッシュとするとよいでしょう。

 

レモンのさわやかな香りはどんな天気の日にも適しています。

 

晴れた日にはもちろんのこと、どんより曇った雨の日でもレモンのスプレーで気分一新。

 

リフレッシュも出来て、空気の浄化も出来る。

 

一石二鳥のスプレーです。

 

3.レモンはくすみ肌の改善にも

レモンのビタミンP様(ぴーよう)作用は、毛細血管を強化して、血行を良くする働きがあります。

 

このビタミンP様作用がくすんだ肌の改善に役立ちます。

 

顔にはたくさんの毛細血管があります。

 

それを強化することで血行が良くなり、酸素や栄養素が隅々まで行き渡るようになります。

 

それで新陳代謝がよくなれば、くすみの改善につながります。

 

3-1.レモンは夜のスキンケアに

レモンは光毒性があるので、日中のスキンケアには使えません。

 

その代わり夜なら大丈夫。セロリと合わせてシミ予防オイルを作りましょう。

 

<材料>

  • ホホバオイル 小さじ1
  • レモン 1滴
  • セロリ 1滴

このオイルをスキンケアの最後に、シミなどが気になるところに塗ってください。

 

セロリには「抗色素沈着作用」があり、シミを予防する働きが期待できます。

 

レモンと合わせて循環を良くして肌のターンオーバーを促進することで、しみやくすみを予防するためのオイルです。

 


4.レモンは免疫力、循環器系に働きかける

 

また、循環器系への強壮剤として役立ちます。

 

東洋医学でいう「血を動かす」作用により、赤血球のバイタリティーを回復させ、貧血状態を好転させます。

 

また、高血圧にもよいとされ、ラベンダーネロリメリッサとのブレンドが効果的です。

同時に、白血球も刺激し、それによって免疫系を活性化し、感染症と闘う体の力を助けます。

 

レモンというと爽やかなイメージがあって夏に使いたくなる香りかもしれませんが、実は冬の風の季節に大活躍するメディカルアロマはなんですね。

 

スプレーなどを作って使えば、空気を綺麗にしながら免疫力も活性化して、風邪の予防に役立ちます。

 

 

5.レモンで集中力アップも

 

レモンの性質は「涼」。

 

熱を冷まし、不安を和らげ、冷静さを取り戻す手助けをするとともに、集中力を増し、「意」を高揚させます。

 

 

特にオススメなのは、ローズマリー・カンファーとのブレンドです。

 

認知症予防アロマとしても人気がありますね。脳を活性化させ、認知症の予防に役立つとされています。

 

 

 

この2つのブレンドを使うことでサーカディアンリズムを整え、認知症の改善や予防に役立つのでは、と考えられています。

 

6.気持ちもスッキリ!レモンでリフレッシュ

やはり、レモンの効能というと、気持ちの切り替えにいいということだと思います。

 

爽やかな香りって、気分がリフレッシュしますよね。

 

柑橘系の中でも、特に爽やかな香りのレモン。

 

少し明るい気持ちになりたいなという時に、ぜひ使ってみてください。

 

6-1.簡単、レモンの芳香浴

芳香浴というと、アロマディフューザーのような器具がないとダメなのでは?と思っている方が多いのですが、そんなことはありません。

 

ティッシュにレモン精油を2〜3滴垂らして、香りを楽しんでください。

 

レモンだけだと香りが少し弱いので、

などを加えてもいい香りになります。

 

例えば、レモン3滴、オレンジスイート 2滴、ティッシュに垂らしてみてください。

 

レモンだけの時とは違い、深みのある香りになります。

 

7.お腹の調子が悪い時もレモン

レモン精油は消化器系の不調にも良いアロマです。

 

胃もたれとか、消化不良気味の時におすすめです。

 

といっても、食べるんじゃありません。

 

精油は飲用できないので、絶対に飲んだりしないでください。

 

精油をマッサージに使うことで、精油の成分を体に取り込んで、効能を活かします。

 

レモン精油を使って、オイルマッサージをするのです。

 

7-1.レモンでマッサージ

お腹の調子がイマイチだなと思ったら、マッサージオイルを作って、セルフケアをしてみましょう。

  • ホホバオイル 小さじ1
  • レモン精油 2滴

これを混ぜて、お腹に塗り、おへそを中心に時計回りにマッサージしてみてください。

 

レモン1滴、ペパーミント1滴、もしくは、レモン1滴、コリアンダー1滴でもOKです。

 

8.レモンは劣化しやすいので早く使い切ろう!

柑橘系は香りが飛びやすいですが、中でもレモンは特に劣化しやすいです。

 

柑橘系の精油は、開封後6ヶ月を目安に使い切ることとされていますが、それより早く使った方がいいと思います。

 

時間がたつほど、レモンのフレッシュさがどんどん失われていくので、なるべく早く使い切りましょう。

 



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