椿油の成分とは?
はるか昔から日本でも愛されてきた椿油。
その歴史は万葉の時代まで遡ります。
椿の花は観賞用、その実からは油を採り、食用、灯用、化粧品用と様々な用途に利用されてきました。
キャリアオイルとしてもとてもすぐれたオイルなのですが、意外とその効能が知られていないような気がします。
椿油の主成分はオレイン酸。
オレイン酸という名前は、食用油のCMでも聞いたことがあるかもしれませんね。
オレイン酸はとてもからだにいい成分なのです。
どうしてからだにいいのかというと、血液中の悪玉コレステロールを減らす効果があるといわれています。酸化しにくい油なので高温の料理にも向いており、揚げ物などもカラッと揚がります。
また、人の皮脂の成分の中で、一番割合を多く占めているのは実はオレイン酸。
つまり、人の皮脂に近い成分だから肌にも髪にもなじみやすいということです。
スキンケアに使えるってご存知でしたか?
髪に使えることはご存知の方もいらっしゃると思いますが、実はスキンケアにもその実力を発揮してくれます。
椿油は乾きにくいという性質もあるので肌の保湿面でもすぐれています。
肌を乾燥から守ってくれるのです。
また、紫外線防止効果もあり、サンスクリーンとしても使えます。
シミ・そばかすの予防にもいいでしょう。
【使い方】
①クレンジングオイルとして
手のひらに適量オイルを採り、ファンデーションとなじませるように優しく顔をマッサージ。
ティッシュで優しくオイルを拭き取ります。
拭き取るというよりは、吸い取らせるイメージで。
②オイルパック
お化粧を落としたら、軽く洗顔後、オイルをたっぷりなじませます。
表面のオイルはティッシュで拭き取り(軽くで大丈夫)、5〜10分おいたら石けんなどで洗い流します。
そのあと化粧水などでお肌を整えましょう。
ここに、ゼラニウムやパルマローザなど、スキンケアに有効な精油をプラスしてもいいでしょう。
一番搾りの椿油などは少々くせのある香りのものもあるので、アロマをプラスすることで、お気に入りのクレンジングオイルをつくることができますよ♪
髪は女の命です
そしてやはり、髪に使いたいですね〜。
髪にも頭皮にも素晴らしい効果があります。
ぜひ、普段のヘアケアに取り入れてもらいたいです。
【使い方】
①頭皮ケア
シャンプー前に!
手に適量取り(スプーン1杯くらい)、地肌に直接オイルをなじませます。
皮脂とよくなじむので、ごしごししなくても大丈夫です。
5〜10分おいて、シャンプーします。
普段落ちにくい毛穴の皮脂汚れをキレイにしてくれます。
月に1〜2回、やるといいでしょう。
②オイルパック(髪)
これもシャンプー前に!
髪の先、またはしたから半分くらいにオイルを適量なじませます。
私はセミロングで500円玉くらいの大きさです。
よ〜くなじませてしっとりしたら普通にシャンプーで洗い流します。
髪がぱさつきがちな方は、週に1回くらいやるといいでしょう。
③普段のヘアオイルとして
シャンプー後のタオルドライしたあとの髪に。
ほんの数滴で十分です。
(最初のうちはべたつかないように、1〜2滴で試してみて下さい)
毛先によくなじませます。
洗い流す必要はありません。
ヘアケアに適した精油として、ローズマリーがその代表格でしょう。
カモミールローマンもいいですね。
カミツレという別名でヘアケアに使われていることがありますね。
ヘアオイルに精油を足しておくことで、髪への相乗効果も望めるでしょう。
・ローズマリーの説明はこちら
・カモミールローマンの説明はこちら
椿油の効能・まとめ
椿油の特徴をまとめると・・・
①酸化しにくい
②髪・肌へのなじみがいい
③乾きにくい
ということがいえます。
オレイン酸を含むオリーブオイルも似たような働きがありますが、オレイン酸の含有量は椿油の方が上。まだ使ったことのない方は、ぜひ1度試してみて下さい♪
※スキンケアなどに使う場合には、まずパッチテストを。
肌になじみが良いからといって、全ての方のお肌にあうとは限りません。
ご使用は自己責任にてお願いいたします。
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